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株式会社トミーウォーカーのPBW、シルバーレインに存在する高校生のヴェスティア・ヴァンハイトのキャラブログです。 尚、此処に飾られる使用権は作品を発注した此方に。全ての著作権は作成したクリエーター様に、権利はトミーウォーカーが所有します。 無断転載した場合、然るべき処置をとらせて頂きます。 また此処に書かれるSSに関しても無断転載なさらないよう、お願い致します
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ヴァンハイト家の屋敷
その屋敷のリビングには重苦しい空気が流れていた
向かい合ったソファーには金髪の少年の姿と銀髪の男の姿
そしてその向かいには彼女、ティアの姿があった

「…どうして此方にいらっしゃいましたの?」

「新しい年は家族で過ごす。そういう仕来りだろ?」

「どうせ真矢様をまだお認めになっていないのでしょう?ですからこうして来たのでしょう?」

ティアの問いかけに二人はギクリと体を震わせた

「分かっています。どうせお兄様がお父様を言いくるめてこっちに来て、真矢様と離れさせようとしているんでしょう?」

「違う、誤解だって!」

「ではどうして重症の真矢様の看病をする時、引きとめましたの!?」

そう、彼女はつい先日怪我をした彼の手当てをしようとした所
父に止められ、ムカムカしていたのだ
そのムカツキを表に出している。珍しいぐらいに

「ティア、分かっておくれ。わし達はお前が心配で心配で…!」

「心配してくれるのは有り難い事です。それは感謝致します。それでも私は真矢様がいいんです。真矢様でないといけないんです!」

「………ティア。本気なんだな?」

「私は本気です。何れ彼の妻となり、子を授かりたいとも」

「…ヴァンハイトの後継ぎはどうするつもりだ?元々ヴァンハイト家は魔女の血筋で代々女性が当主となる」

「それは…」

「わしが引き継いでいるのは特別な許しを得ておるからだ。わしが死んだら誰が当主に?」

「お兄様ではダメなのでしょうか?」

「俺は魔女らしい力は受け継いでないし」

それもそのはずだ
今やヴァンハイトの生き残りはティア一人だけ
今の当主であるこの父が死ねば
自動的に引き継ぐ形になってしまう


「真矢様といられるのなら家でも何でも受け継ぎます。ですからお父様、どうか真矢様のこと…」

「……分かった、しかし条件がある」

「条件、ですか?」

「一つ。ティアを泣かせないと約束すること。二つ。孫が出来たらすぐ見せに来る事。三つ。わしのティアにあまりべったりしないことじゃ!」

………
暫しの沈黙の後、ティアがテーブルをバンッと叩いた

「お父様、それは過保護過ぎですわ!それに気が早すぎます!」

「わしの大事で可愛い娘をやるからには当然であってだな!」

「大体、婚約のお許しだってまだいただけてません!」

「条件を飲めばいい、婿になれといってるわけではないだけマシだろう?」




こうして彼女達の言い争いは後1時間半も続いたという――

結局話は平行線のままでしたとさ
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彼女が見るのは夕焼けに染まった戦場、神戸。
しかし彼女は前線にいる事はなかった。
体中に包帯が巻かれ、不機嫌そうにしている。
その包帯こそが原因である。

「…しくじりましたわ。あのお方の背を最後まで守りたかったですのに…」

ギリッと噛み締める音。
痛いぐらいに握られた拳。
それ程悔しかった。
とても、悔しかった。

「私の力は大切な人を護る為のもの…なのに護れずこの様だなんて…あまりにも無様ですの…」

珍しく怒っているような声色。
それは誰に対してではなく、自分に対してだろう。
…そして、そんな時に小耳に挟んだ話は…。


「………。ウソ」

信じたくはなかった。
絶対信じたくはなかった。
けれどもそれが現実で
それが真実

…誰にも変えられない事実…


「こんなにも…こんなにも無力な自分…能力者だなんて…名ばかりッ…!」



その言葉は誰にも聞かれないように呟かれ
誰にも悟られない内に消えて行く。

彼女にとって
一番辛い卒業の思い出となってしまったのかも知れない…

記憶は深い水底へ

確信へと繋がるその扉の鍵は‥‥

とんでもない形で開くのだった‥‥

(白い背表紙の本に記された、一つの記録。その本が置かれている場所は、彼女の別荘ではない。遠い国の屋敷のような場所だった‥‥)

(小さな紙に走り書きのように書かれた文字があるようです‥‥)


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